健康クリップ


緑内障
 最近では、新聞やテレビで取り上げられていることで、「緑内障」という病名を目にする機会が多いのではないでしょうか。
 
原 因
 排出管が何らかの影響でつまり、房水(目の栄養分)がスムーズに流れなくなって眼内にたまります。たまった房水は眼内圧を高くしてしまい、眼球の外から内に血液が流入できなくなり、その間に酸素欠乏に弱い視神経や神経網膜がダメージを受け、視野欠損や失明などの症状がでます。
 眼圧が正常範囲内(10〜20mmHg)でもみられる緑内障(正常眼圧緑内障)は、視神経の血液循環に何らかの低下要因があって、そのため視野に異常が現われます。最近は少なくないように思われます。
 最近では40歳以上において、5%以上(17人に1人)の割合でみられるようです。
 
症 状
 急性眼の痛み、頭痛、吐き気
 慢性自覚症状がなく徐々に進行
 
治療と検査
 点眼薬や内服薬により、房水の産生と排出をコントロールしていきます。
 眼圧検査、眼底写真検査、視野検査(定期的)、隅角検査(特殊)をして経過観察します。
 

〜緑内障の名前の由来とは〜
 紀元前4〜5世紀頃に古代ギリシャのヒポクラテスが「目が地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる。」と記述しているところに由来しています。これは突然眼圧が上昇したため角膜が少し腫れ、透明性は低下し白濁し始めている状態で、このときに第三者が外からこの眼を見たときに、白濁した角膜を通して真黒な眼底を見ることになるため眼は青緑色に見えるのだと考えられます。わかりやすく言うと、刺青の黒い墨が皮下に埋め込まれると青く見えるのに似ています。

 日本では、古くは白内障を別名「しろそこひ」と呼び、緑内障を「あおそこひ」と呼んでいました。

 

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