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骨密度測定について


◆健康ほっとライン 第47号

平成19年10月1日発行

 

骨太の方針?大事なのは密度です

骨密度測定とは、骨の中にあるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分が、どのくらいの量あるのかを計測するものです。このミネラル成分が不足してくると、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。高齢者では治りが遅いため、骨折がもとで寝たきりになってしまう人も少なくありません。ですから骨密度を測定することは、中高年以上の女性に多くみられる骨粗鬆症の早期発見、治療効果の判定などにも、非常に重要です。骨密度測定には何種類かの測定法があります。

手の骨をX線で撮影して写真から測定するMD法
超音波を使って、かかとの骨を測定する超音波法
CTスキャンを用いたQCT法
X線とコンピューターを使ったDEXA法
  (Dual energy X-rayabsorptiometry)

当施設では、DEXA法と呼ばれる方法で測定します。 測定部位には腰椎、大腿骨、前腕骨、手部、脊椎、全身の骨があり、 通常は腰椎で測定します。 腰椎で測定を行う理由として、腰椎は骨代謝が盛んな海綿骨の情報を 多く含んでいるため、その他の部位で測定を行うよりも骨量の変化を 顕著にとらえる事ができるからです。


検査前の処置などは特に必要ありませんが、金属類を身に着けていたり、胃の検査でバリウムを飲んでしまっている場合は、測定時に骨と認識してしまい、結果に影響がでるので注意が必要です。

1.検査台の上に仰向けで寝ます。
 この時、腰の生理的な屈曲を補正するために膝を少し曲げます。
2.X線を用いて腰の骨を計測します。
 正確に測定するために、この間は動かないようにします。
息を止める必要はありません。
3.測定したX線量をコンピューターで計測し、定量測定します。


判定については、骨密度から若年比と同年比を求め、この二つの組み合わせにより決まります。

若年比とは・・・
 骨の密度は20歳代で最大値(最大骨量)になります。
 その最大値と骨密度とを比較します。
同年比とは・・・
  同年代の方の平均値と骨密度との比較になります。

 上記表の若年比と同年比の判定A〜Dの組み合わせにより、 総合判定が決まります。また、性別によっても判定は変わります。

当施設の総合判定は次の三つに分けられます。

今回は正常範囲ですが、今後も定期的に検査を受けるようにしましょう。

骨密度が減少傾向にあるので改善するために、食事など生活習慣を見直しましょう。

治療が必要になりますので、専門医を受診しましょう。


現在、日本における骨粗鬆症患者数の8割以上が女性であり、その主な理由として次があげられます。

@もともと骨量が少ない
A運動量が少ない
Bカルシウム摂取量が少ない
C閉経後に女性ホルモンの分泌が激減する

また、最近では若い女性にも骨量の減少がみとめられることが知られています。
原因として、ダイエットなどによるカルシウムの摂取不足、不規則な生活などによる長期間の卵巣機能不全、運動不足による骨形成刺激の不足など、骨量減少を引き起こしやすい環境にあります。女性の場合は妊娠、授乳などでもカルシウムを多く消費するため、日ごろからの注意が大切です

原因には、自分でコントロールできるものとできないものがあります。できないものには女性の閉経、人種、家族歴などがあります。それに対し、次にあげるものはコントロールできる要因です。

★食生活

  栄養不足、塩分過多、多量のコーヒー、など・・

★生活習慣

  運動不足、極端な日光浴不足、多量の飲酒、喫煙、やせすぎ、など・・・

★食生活の改善

  カルシウム、ビタミンD、たんぱく質の摂取

★適度な日光浴

  ビタミンDは日光にあたることによって、身体の中でもつくられます。

★適度な運動

  骨粗鬆症は誰もがかかりうる可能性があります。
日常生活を見直して、予防する事が重要です。
また、骨密度測定により骨粗鬆症の早期発見が可能です。
定期的に検査することをおすすめします。


肺機能検査にはいくつか種類がありますが、ここでは、そのうち当施設で行っている検査について簡単に説明いたします。当施設では、換気障害を判定するため、以上二つの検査を行っています。

 最大限にゆっくり吐いたり吸ったりして、肺の容量を測定します(肺活量)。
肺活量は性差・身長差があり、年齢が上がるに従って低下する傾向にあります。
このため、年齢・性別・身長をもとにした計算式から出した予測値の80%以上が、正常範囲です。

 息を最大限吸ったあと、できる限り一気に速く、完全に吐きます(努力性肺活量)。
このとき、一秒間に全体の何%を吐くことが出来たかを表したのが、一秒率です。
70%以上が正常範囲です。

 上記、二つの検査結果を合わせると、下のような換気障害の評価が出来ます。

@正常型:%肺活量が80%以上、かつ一秒率が70%以上
A拘束型:%肺活量が80%未満、かつ一秒率が70%以上
肺の伸展が制限されるために、%肺活量が低下します
       【疾患】肺自体が硬くなる・・・
肺線維症、広範な肺炎や肺がんなど
肺が水や空気等で押しつぶされる・・・
           
気胸、胸水貯留など
B閉塞型:
%肺活量が80%以上、かつ一秒率が70%未満
        気道に狭窄や閉塞があるために一秒率が低下します
【疾患】慢性閉塞性疾患(気管支喘息、肺気腫、
             気管支炎など)
C混合型:%肺活量が80%未満、かつ一秒率が70%未満
かなり進行した肺疾患
【疾患】じん肺、高度の肺気腫など
AとBの換気障害疾患が混在する

  当施設では、これら肺機能検査の結果と胸部X線検査と併せ、医師による判定を行っております。
  肺機能検査を経験された方の中には、「苦しい検査」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。しかし、苦しくなるまで最大限の努力をしていただいて、はじめて正確な測定・結果となりますので、検査の際にはご協力をお願いいたします。

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